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最近、外貨預金に力を入れる金融機関が増えています。とくにオーストラリアやニ ュージーランドのドル預金では「1か月もの外貨定期 NZドル最大年13%」などと、キャンペーン金利を設定する銀行も。
0.001%という円普通預金金利の低迷が続くいま、「そんなに金利がいいなら外貨預金を始めてみようかな?」という方も多いのではないでしょうか?
では、本当に外貨預金はトクなのでしょうか?
外貨預金の特徴を整理してみると…
・日本より預金の金利が高い(都市銀行の平均的な米ドル普通預金金利は0.1%と、円普通預金金利の100倍)
・為替の動きにより、預金開始時より円安になると、金利以上の利益が得られる。
もちろん、反対に円高になると、ソンするケースがあります。
1 まず、ソントクの仕組みを、為替の動きから見てみましょう
預金開始時1ドル=100円とすると…
米ドル外貨預金10万円を購入
10万円÷100円=1,000ドル
年利1%で1年間運用するとドル建て受取額は
1,000ドル×1%=1,010ドル
円建て受取額は
1ドル=110円とすると 1,010ドル×110円=11万1100円(=円安になるとトク)
1ドル=90円とすると 1,010ドル×90円=9万900円(=円高になるとソン)
ただし、ココでは、為替手数料を計算に入れていません。
じつは、外貨預金のソントクを考える際、円→外貨→円、に替える際の手数料=為替手数料がクセモノなのです。
為替手数料は、金融機関によって異なりますが、 一般的には1ドル(1ユーロ)買うのに
アメリカ・・・2円
ユーロ ・・・3円
オーストラリア・・・4円
(円→外貨→円で替えた場合の手数料) かかります。
2 では、再度、ソントクの仕組みを、為替手数料の額から見てみましょう
先ほどと同じように 1ドル=100円として
米ドル外貨預金を10万円購入
10万円÷100円=1,000ドル
わかりやすくするために、1年後も
為替は1ドル=100円
利息=0%
為替手数料は1ドル=2円
1000ドル×2円=2,000円とすると、円建て受取額は
1,000ドル×100円−2,000円(為替手数料)=98,000円(=為替手数料分のソン)
1と2から、金利と為替で2000円が稼げない場合は元金(10万円)を下回る、つまりソンをしてしまうことがわかります。
この場合で10万円を確保するなら
*円で2円の円安(つまり1ドル102円)になるか
1.000ドル×102円ー2,000円=10.000円
*金利が2.55%(表1参照)でなければいけません。
1.000ドル×2.55%=1025ドル
1025ドル×100円−2,000円=100,500円
| 表1 |
預入期間 |
| 1年 |
3年 |
| 交換レート |
150円
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1.69%
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0.56% |
| 130円 |
1.95% |
0.65% |
| 110円 |
2.31% |
0.77% |
| 105円 |
2.43% |
0.80% |
| 100円 |
2.55% |
0.84% |
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ただし、現在の米ドルの1年もの定期の金利が0.1%強ですので、為替の動きを考慮しなければ金利的にはマイナスで、「外貨預金は為替頼みの商品」ともいえそうです。
いくら金利が高くても、為替手数料がかかる以上、外貨預金に魅力はないのでしょうか?
じつは、外貨預金のウマ味は運用期間の長さによっても変わってくるのです。
御存じの通り、為替手数料は、売買の都度かかり、金利による利息は、預け入れ期間が長いほど、大きくなります。
表1でわかるように、3年預けた時の金利は1年預け入れた場合と比べて1/3の金利で元は取れるわけですね。
つまり、売買の回数を減らし、長くもっていれば、それだけソンするリスクは減るわけです。
よって、外貨預金は最低でも3年以上の長期投資で考えたほうがいいということがいえるでしょう。
また、為替の動きに関しても、今後は人口減少などにより日本の低成長が予想されます。
国の力がなくなった場合、当然円安に向かいますから、そうした場合のリスクヘッジにもなるともいえそうです。ただし、これも5年、10年といった単位で考えるべき話ではありますが。
※表の見方
1ドル=100円として、10万円で米ドル外貨預金を購入したケースで考えると、
10万円÷100円=1000ドル
預け入れ期間1年で年利2.55%だと、
1.000ドル×2.55%=1025ドル
為替手数料1ドル=2円で、1000ドル×2円=2000円を引いても、
1025ドル×100円−2,000円=100,500円
で、元本割れせずにすむ
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