「一般食品」のインフレを考える
2011年05月09日 更新
1 価格決定方法
原材料+工賃+経費により価格は決定。
2 特徴
・大豆、小麦が8割以上、乳製品が2割以上、加工食品全体で4割近くが輸入となっています。
・輸入ということは為替も関係します。
・小麦は、輸入小麦は全量を政府がいったん買い取り、製粉会社に販売。売り渡し価格は国際相場を反映しやすいよう4月と10月の年2回、価格を改定します。
・大豆、とうもろこしの価格はシカゴの相場、海上の運送費をもとに決定されます。
・大豆や小麦などは投機の対象となっており、豊作、不作以外にも投機資金の流入、流出も値段を左右する要素となります。
3 価格転嫁の流れ(想定)
・小麦の場合
政府の買い取り価格の上昇
↓
卸価格の上昇
↓
一般食品などへの価格転嫁
小麦の買取価格は現状年2回なので、相場の「上昇=価格の上昇」がすぐにおこるとは考えにくいと思います。
・大豆、トウモロコシの場合
シカゴ相場、原油価格の上昇
↓
商社など買取価格の上昇
↓
卸売価格の上昇
↓
中小メーカーの廃業の増加
↓
小売価格の上昇
シカゴ相場の上昇がすぐ価格に反映できる仕組みとなっていますが、商社や卸売業者も価格のヘッジをしているため、すぐに価格に転嫁される状況ではないようです。ただ、数年前の高騰時には価格転嫁ができないメーカーが多く、廃業に追い込まれた会社も多かったようです。ある程度体力のある会社が残った後は、シカゴ相場との連動が進むかもしれません。
4 対策
・大豆、小麦、トウモロコシなどについては先物市場がありますので、先物取引などを活用することにより、ある程度のインフレをヘッジすることは可能です。
・為替については円安対策としてFXでドル売りによって対応することは可能です。



