「衣料品」のインフレを考える
2011年05月09日 更新
1 価格決定方法
原材料+労務費+経費により価格は決定されます。
2 特徴
・90%は輸入でその90割が中国。
・輸入ということは為替の要素も絡んできます。人民元はほぼドルと連動。円高になると値段は下がることになります。
・綿の値段天候不順、綿相場への資金流入、流出で大きく変動します。
・新興国の需要増は相場高騰の大きな要因となります。
・中国の人件費の高騰など中国のインフレと大きく連動してきます。
・衣料品の場合、春には秋物、夏には冬物というように、半年先のサイクルで発注されている場合が多いようです。
3 価格転嫁の流れ
綿相場の上昇、中国国内のインフレ、円安
↓
商品価格上昇
衣料品は半年先のサイクルで回っているので、価格の転嫁も半年後になると考えられます。価格転嫁は、低価格商品ほど難しく、高価格商品のほうが価格転嫁しやすく、「価格の転嫁→売上の下落→再値下」を余儀なくされ、淘汰される会社も出てくると思われます。
4 対策
先物取引などを活用することにより、原材料部分のヘッジをすることは可能ですが、中国の人件費高騰などはヘッジできません。典型的な買い控えが起こる業界かもしれません。



